アイビット
アイビットの特徴
独自技術「X線ステレオ方式®」
アイビットが独自開発しているX線ステレオ方式は、X線を複数の傾斜方向から照射し、画像処理で任意の深さの面の画像を得ることができます。従来のX線透過画像では、各層の接続部分が重なってしまい、多層の電子回路基板の検査は困難でしたが、X線ステレオ方式を使うことで、多層化された電子回路基板を線目に映し出すことでくまなく検査できます。
幾何学倍率1,000倍を実現
独自開発したX線ステレオ方式を搭載した3次元X線自動検査装置は、コンパクトサイズでありながら、幾何学倍率1,000倍を実現しています。これにより従来のX線CT装置では発見が困難だった、基板とボールの接合部分を鮮明に確認でき、分離している部分の特定ができます。
従来のX線管を傾斜させて撮影した場合、ハンダが分離している接合部分の解像度が不足していましたが、X線ステレオ方式では、傾斜しても倍率が下がらないので高解像度画像で確認できます。
安全性の高いX線検査装置の開発メーカー
アイビットは、実装基板のハンダ付け部をX線を用いて自動検査するインラインタイプ検査装置などのX線検査装置や非破壊検査機器の新規開発を行うメーカーです。
放射線の一種であるX線を遮断し、外部への漏洩線量を1μSv/h以下に抑えた安全性の高い装置の開発に努めています。また、アイビットはX線技術はもちろん、画像処理技術、FA(ファクトリーオートメーション)技術にも自信があります。
保守サービスの充実
アイビットは神奈川県川崎市を拠点に、全国でアイビット製品の保守サービスを提供。また、日本だけでなくドイツやハンガリー、中国、韓国、台湾、マレーシア、シンガポール、タイ、フィリピン、アメリカなどにも拠点を設け、世界中で製品の販売やサービスを展開しています。さらに、NIS製品(米国Nicolet Imaging Systems社製のX線装置)の保守サービスも提供しています。
アイビットは、高いX線技術画像処理技術、FA技術を活かし、安全性の高いX線検査装置を開発しているメーカーです。世界各地に拠点を設け、保守サービスの提供にも力を入れています。
X線検査装置の導入を考えるのであれば、まずはテスト検査を依頼することが必要となるでしょう。テスト検査の依頼ができるおすすめのX線検査装置メーカーはこちらから確認できます。
アイビットの主要製品
3D-X線ステレオ方式 X線観察装置 FX-400tRX
製品の特徴
- 高解像度2μm、幾何学倍率500倍によって、鮮明なX線画像の取得が可能
- 110kV、200μAの高出力X線源により銅板(3mm)なども透過
- X線ステレオ方式によって実装基板の表面、裏面を分離(約4秒)、実装基板の水平断面300層を取得(約50秒)
3次元ステレオ方式 高出力インラインX線検査装置 ILX-2000
製品の特徴
- 検査機の1回の通過でA面、B面の両面を検査可能
- 基板の上から下までを100層に分割してスライス断面で検査(基板上で検査のデッドスペースはない)
- パワーデバイスの2層はんだを分離検査可能
ウェーハバンプX線検査装置 Six-3000
製品の特徴
- 焦点径0.25μmのナノフォーカスX線管、解像度4MB(16bit)のX線カメラを採用、空間分解能0.25μmを達成
- 大型X線プラットパネルを採用しており、高速検査が可能
- φ30μmの微小ウェーハパンプの自動検査が可能
アイビットの主要取引先
信越半導体社株式会社、三菱電機株式会社、株式会社日立製作所、ルネサス セミコンダクタ株式会社、マレリ株式会社、トヨタ自動車株式会社、豊田自動織機株式会社、豊田合成株式会社、小糸製作所、本田技研工業株式会社、クラリオン株式会社、富士電機株式会社、富士通株式会社、パナソニック株式会社、日亜化学工業株式会社、日本電気株式会社、SONYグローバルマニュファクチャリグ、東芝メモリー株式会社、シャープ株式会社、京セラ株式会社、JVCケンウッド株式会社、日本精工株式会社、キャノン株式会社、ローム株式会社、ホーチキ株式会社、能美防災株式会社、オリンパス株式会社、Samsung Electronics Co., Ltd.、Wolfspeed.Inc.,
会社情報
会社名 | 株式会社アイビット |
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所在地 | 神奈川県川崎市高津区坂戸3-2-1 KSP(かながわサイエンスパーク)東棟6F |
電話番号 | 044-829-0067 |
設立 | 2000年9月1日 |
URL | http://i-bit.co.jp/ |