PAGE TOP
X線検査装置の教科書「エクスイン」 » X線検査装置の基礎知識まとめ » 検査機器の技術向上を目指す日本検査機器工業会(JIMA)とは

検査機器の技術向上を目指す日本検査機器工業会(JIMA)とは

目次
Index

日本検査機器工業会(JIMA)は、検査機器及び関連資材に関する規格の作成、標準化を推進。検査機器の品質及び安全性並びに技術の工場に関する調査、生産や流通及び貿易の増進、改善、展示会、技術指導などに関する講習会、研究会の開催、参加、法令、基準などの周知徹底、行政施策の目的を達成するために必要な付帯事業を行っています。

同工業会には、工業向け検査機器メーカー、検査機器取り扱いメーカーが参加しています。ここでは日本検査機器工業会(JIMA)が行っている活動や取り扱っている製品についてまとめて紹介しています。

日本検査機器工業会の活動

市場統計調査会

日本検査機器工業会では、検査機器の市場調査や動向の把握のために、毎年の分野別売り上げ規模調査、集計を実施しています。集計された各企業の個別売り上げ集計は正確に入力され、精度の高い集計を実現。また集計された結果は表に出さないように管理されています。

規格用語委員会

検査機器の規格調査、立案、制定などの用語の統一をはかることで、ユーザーの混乱を解消し検査機器を円滑、安全に使用することを促進しています。

PL環境委員会

業界の基準統一と取り扱いの整合性をはかり、検査機器の安全な使用を促進しています。そのため統一表示方式の取り決めやシールの共同制作をしています。

試験片委員会

試験片委員会では、さまざまな検査機器の標準試験片の開発と制作を行い、検査機器の定量的な評価を実施しています。

日本検査機器工業会の会員となっているメーカー

日本検査機器工業会が提供している製品

マイクロフォーカスX線用試験片

マイクロフォーカスX線用試験片は、X線用装置の分解能を確認するための試験片です。マイクロフォーカスX線用試験片には、マイクロフォーカス用、CT用の2つの種類が用意されています。

日本検査機器工業会(JIMA)が主催する展示会

国内唯一の非破壊検査機器製造メーカーの団体である日本検査機器工業会が主催する展示会が「JIMA総合検査機器展」です。2023年以降の開催は未定(2023年3月14日時点)ですが、毎年9月に開催されています。

まとめ
非破壊検査機器メーカー団体のあり方

日本検査機器工業会は、検査機器メーカーや検査機器を取り扱っているメーカーが参加し、ユーザーが検査機器を正しく、安全に使っていただけるように、さまざまな活動を行っています。また検査機器業界の基準統一と取り扱いの整合性をはかり、検査機器の安全な使用を促進しています。
当サイトでは日本検査機器工業会の会員となっているメーカーを紹介していますので、合わせてご確認ください。

まずは
カタログ請求
X線の基板検査装置
おすすめ3選

当サイトでは、基板をはじめとした電子部品向けのX線検査装置を調査。発注先から求められる品質や開発する製品に応じて、おすすめの検査装置をご紹介します。検査装置導入に伴う、カタログ請求や見積依頼の候補にしてみてはいかがでしょうか。

三次元実装
検査するなら

アイビット

X線ステレオ方式により裏面キャンセル搭載で鮮明な撮影を実現
BGAのクラック事例
アイビットBGA
引用元:アイビット公式 http://i-bit.co.jp/case_studies/01.html
一度で効率的
検査するなら

島津製作所

高解像度300万画素フラットパネル検出器で広い視野サイズを実現
BGA計測
島津製作所BGA
引用元:島津製作所公式 https://www.an.shimadzu.co.jp/products/non-destructive-testing/microfocus-x-ray-inspection-system/xslicer-smx-10101020/features.html
卓上型
検査するなら

松定プレシジョン

独自開発の高圧電源とX線管を採用し、卓上装置ながら高倍率を実現
BGAのショート(ブリッジ)検査
松定プレシジョンBGA
引用元:松定プレシジョン公式 https://www.matsusada.co.jp/case/xm/bga.html
[選定基準]
Googleで「X線検査装置 メーカー」と検索し、表示された全ページの中で表示された15社の中から、不良解析に重要となる画質や映像技術に期待ができるメーカーとして、独自技術持ち、参考としてBGA画像を掲載している3社の製品を調査。(2022年12月13日時点)