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X線検査装置の費用相場

目次
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製品を壊さなくても異物や異常を発見できるX線検査装置は、製品の品質保証にとって大切な装置です。今やX線検査装置は、医療や食品、電子部品の製品や加工に限らず、建築や航空機業界などのさまざまな場面で利用され、品質の維持に欠かすことができないものです。ここではX線検査装置の費用相場について説明しています。

X線検査装置の参考価格を調査

X線検査装置の価格は各社公式サイト上には掲載されておらず、正確な価格は各社に問い合わせが必要となります。
参考として、アイビットとオムロンの2社のX線検査装置が掲載されていました。
アイビットが開発・販売しているX線ステレオ方式搭載のX線検査装置が約3,000万円、オムロンが開発・販売しているCT型X線自動検査装置が5,000~6,000万円となっています。

※アイビットの参考価格:アイビット公式(pdf) http://www.i-bit.co.jp/image/news_topics/news_201211_kirari62-4.pdf
※オムロンの参考価格:「ITmedia」 https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2111/11/news041.html

このことから、装置の相場は3,000~6,000万円と開きがあります。機能の違いやオプションによっても異なるため、テスト検査を依頼する際に同時に見積もりを依頼するとよいでしょう。

X線検査装置購入時の注意点

X線検査装置も一般的な設備と同様、ハイエンドモデルになればなるほど、価格も上がっていきます。

ここで注意したいのは、ハイスペックだからと言って必ずしも自社で扱う基板が鮮明に見えるかどうかは別であるという点。例えば、X線検査装置において管電圧の高いもの=ハイスペックと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし高出力が本当に必要かどうかは判断が難しく、オーバースペックになってしまうことも考えられます。

X線検査装置は非常に高額で、すぐに買い替えが発生するものではありません。購入前には必ず、自社が扱う部品のテスト検査を行いましょう。

下記では、当サイトで独自調査したおすすめのメーカーを紹介していまいすので、合わせてご確認ください。

まとめ
適正価格で購入するためのポイント

製品の品質保証に欠かすことができない大切なものです。
X線検査装置は一般的な機械や設備と同様に、目的や規模、環境によって大きく異なります。量産ラインなど大規模な導入が必要な場合は、高額になってしまうケースも。一方で小規模であれば安価で導入できるケースもあります。

購入時はスペックの数字だけにとらわれず、各社に見積もりやテスト検査を依頼しつつ、現場の課題を解決する機器を選別いていくことが重要となります。

まずは
カタログ請求
X線の基板検査装置
おすすめ3選

当サイトでは、基板をはじめとした電子部品向けのX線検査装置を調査。発注先から求められる品質や開発する製品に応じて、おすすめの検査装置をご紹介します。検査装置導入に伴う、カタログ請求や見積依頼の候補にしてみてはいかがでしょうか。

三次元実装
検査するなら

アイビット

X線ステレオ方式により裏面キャンセル搭載で鮮明な撮影を実現
BGAのクラック事例
アイビットBGA
引用元:アイビット公式 http://i-bit.co.jp/case_studies/01.html
一度で効率的
検査するなら

島津製作所

高解像度300万画素フラットパネル検出器で広い視野サイズを実現
BGA計測
島津製作所BGA
引用元:島津製作所公式 https://www.an.shimadzu.co.jp/products/non-destructive-testing/microfocus-x-ray-inspection-system/xslicer-smx-10101020/features.html
卓上型
検査するなら

松定プレシジョン

独自開発の高圧電源とX線管を採用し、卓上装置ながら高倍率を実現
BGAのショート(ブリッジ)検査
松定プレシジョンBGA
引用元:松定プレシジョン公式 https://www.matsusada.co.jp/case/xm/bga.html
[選定基準]
Googleで「X線検査装置 メーカー」と検索し、表示された全ページの中で表示された15社の中から、不良解析に重要となる画質や映像技術に期待ができるメーカーとして、独自技術持ち、参考としてBGA画像を掲載している3社の製品を調査。(2022年12月13日時点)